ドラマ「南極大陸」で、氷室にあたる人物が実在したか?というお話。
大蔵官僚ではないけれども、気象観測という点でみると、村越望さんがそれにあたるのではないかと。
調べてみますと、村越さんは現在85歳。
南極での越冬のときは30歳だったそうです。
第1次越冬の際の物資の中には、越冬隊11名の食料4年分のほかにも、酒・タバコ・麻雀牌・映画や、女優のブロマイドや南極1号「ベンテンさん」などの嗜好品も豊富にあったそうです。
4年分もの食料があったのですね。
しかし、「寒いから冷凍庫いらないや」と思っていたのに北海道くらいの寒さだったため、実際は冷凍庫が必要だったようです。
第1次越冬隊の方々は冷凍食品を棚氷(陸上から海上にのびている氷)に掘った穴に保存していました。
このため、保存していた冷凍食品は、気温が上がって浸水してきた海水に浸かり、ほぼ全滅状態になってしまいました。
1957年(昭和32年)5月8日、第1次越冬隊は棚氷に埋めていた冷凍食品を掘り起こしましたが、ほとんどの食料が海水に浸かって腐っていました。
このため、第1次越冬隊は多くの食料を失い、食料に関して大打撃をうけてしまったのです。
しかも、第1次越冬隊に与えられた観測機材は、十分なものではなかったそうです。
過酷な経験をされたのにご長寿だなあ。
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